■デジタル書道について■

デジタル書道とはCGグラフィックと書アートの融合芸術である、とデジタル書作家協会では定義をしており、私もその主張に沿う作家の1人です。

デジタル書作家協会では、筆文字のもつ多種多彩の字形、墨色、筆勢などをCG技術といかに融合させ得るかを模索しています。

まだ世間に認知されていない分野ではありますが、デジタル書作家協会では1998年から地道な活動を続けております。

よく、広告やパッケージなどに見られる筆文字をカラー着色、もしくはCG処理したものと同列に見られることがあります。

確かに作成過程は同じですが、主旨は違うところにあります。

デジタル書作家協会は、CGグラフィックと書アートの融合芸術を模索する団体です。その活動の一環としてロゴデザインやパッケージデザインをすることはあっても、活動の目標とするところはCGを利用した筆文字表現、墨色表現をどこまでアートできるかにあります。

現在のデジタル書をする会員のレベルは決して高いとは言えませんが、それぞれ積極的な研鑚を続けています。

興味のある方は、ぜひ一度デジタル書作家協会のページを覗いて下さい。

一緒にデジタル書作を楽しみましょう。



<2016年11月5日 追記(日本語表記のみ)>

■「デジタル書道」と「デジタル書」■

「デジタル書」と「デジタル書道」という表記の違いについて、私が知っている範囲の経緯を備忘録として少し書いておきます。

先に結論から書きますと、DSA会員がこれらの呼称を使うにおいては、「デジタル書」と「デジタル書道」共に意味に差異はありません。

10年以上前に、便宜上呼称を変更したにすぎません。
(以下はその経緯です。興味のある方はお読み下さい。)


「デジタル書道協会」が「デジタル書作家協会」になる前には、協会会員が「デジタル書」という呼称を「CG加工した書作品アート」に対して使用することはありませんでした。

「デジタル書作家協会」は、設立当初は「デジタル書道協会」と言い、その名称は当時商標登録されておりました。

しかしながら、その商標を登録した名義人となる方が当協会を退会するにあたり、商標の名義は当時会員の誰にも移譲しないということとなりました。

そのため、「デジタル書道」という名称を使わずに協会を存続させる案が練られました。
(デジタル書道という名称は、今でこそ様々な方々が様々な解釈で使用しているため、堂々と一般的な呼称と言えるでしょうが、当時はそうではなかったのです)

厳密に言えば「デジタル書道協会」を使わなければ良いのであり、「デジタル書道」は使用に問題がないと思われるのですが、シニア会員間で話し合いをした当時は、後々こじれた話にならないよう、呼称を変更することに決定したのです。

その結果、「デジタル書道」は「デジタル書」に、「デジタル書道協会」は「デジタル書作家協会」に変わりました。

このことから、当時のDSA会員は自然と「デジタル書道」という言葉の使用を避け、「デジタル書」という呼称を使うようになり、私もそれに倣っておりました。

しかしながら、現在では「デジタル書道協会」という商標は登録されていません。ですから、好きな方の呼称を使うことができます。

先述の通り、時代は変わり「デジタル書道」は一般的な呼称として広まっていると思われます。

やはり「デジタル書」ですと、昨今は「デジタル(電子)書籍」の意にも誤解されやすいので、私はこれからの作品ジャンル呼称としては「デジタル書道」を積極的に使っていくつもりでおります。


<追記は以上>


*English

What is Digital Calligraphy?


Digital Calligraphy involves elements of both CG Graphics and traditional style calligraphy.

The Society for Digital Calligraphy Artists is currently striving for the translation of the diverse techniques, ink colours and brushstrokes of traditional calligraphy in to the hi-tech world of Digital Calligraphy.

Although this is a form of art that many people are still unaware of, the Society for Digital Calligraphy began in 1998 and membership has increased to a substantial 60 artists.


The advertisements and packaging that we see all around us with their colourful typography have been created using CG graphics.

Of course this uses the same fundamental techniques as Digital Calligraphy, but there is one profound difference evident in Digital Calligraphy.

The Society for Digital Calligraphy Artists is exploring how to combine elements of calligraphy with CG graphic technology.

Activities include designing logos, or packaging, but the ultimate purpose is to discover how far artistic expressions can be made by means of digitally created lettering and colours.